こんにちは、場所にとらわれない働き方を実践している複業ノマドワーカーのぐちを(@guchiwo_nomad)です。
ブログをGoogleアドセンスで収益化したいんですけど、審査が難しいと聞きました。
審査に合格するコツや申請方法について教えて欲しいです。
こんな疑問にお答えしていきます。
- Googleアドセンスの詳細や審査の傾向について分かる
- Googleアドセンスに合格するためのコツや注意点が分かる
- Googleアドセンス審査の申請手順や審査落ちした際の対策が分かる
この記事を読むことで、上記のメリットがあります。
実際、この記事を書いている僕は複数のブログを運営しているプロブロガーであり、ここ最近のGoogleアドセンス事情についても把握しております。
今回は、これからGoogleアドセンスでブログを収益化したい人向けに、その詳細と手順をまとめていくので、ぜひ参考にしてみてください!
Googleアドセンスの審査について
Googleアドセンス(Google AdSense)とは、運営している自分のWebサイトに広告を貼り付けて収益化ができるGoogleのサービスのこと。
利用の開始にあたって審査があり、「広告を掲載するのにふさわしいWebサイトかどうか?」をGoogleが判断しています。
審査がある理由は、広告主が安心して広告を掲載できるよう、Webサイトを選別する必要があるためです。
社会的にマイナスなコンテンツを載せているWebサイトに広告を掲載すれば、その広告の印象が悪くなり、広告主のイメージダウンに繋がりかねません。
そのため、広告主にとって利用しづらいサービスにならないよう、Googleが事前に審査を行う仕組みとなっています。
審査に通過すると、自分のWebサイト(ブログ)に広告を掲載でき、Webサイトのユーザー(読者)が広告をクリックすることで、報酬が発生します。
報酬は広告のジャンルによって大きく異なりますが、平均1クリックあたり30円程度となってます。
アフィリエイトと比べて大きくは稼ぎにくいですが、クリック型で報酬発生までのハードルは低く、チリも積もれば山となるで決してバカにはできません!
審査は年々厳しくなっている
Googleアドセンスの審査は、年々厳しくなっている傾向にあります。
以前は無料ブログであったり、日記のような記事を載せているだけのWebサイトであっても審査に合格していました。
しかし、現在はそのようなWebサイトでは審査に合格できません。
詳細は後述していますが、
・独自ドメインを使ったWebサイト
・ユーザーによって有益なWebサイト
が審査合格のための最低条件となるので、ご注意を。
審査期間
Googleアドセンスの審査期間は、申請から1〜2週間となっています。
ただし、早ければ3日ほどで審査が完了することもあります。
Googleアドセンスの審査に通るために準備するべきこと
審査基準が年々厳しくなっているGoogleアドセンス。
2021年時点で、審査に通るために準備するべきことを以下で解説します。
独自ドメインのWebサイトを立ち上げる
まず、独自ドメインのWebサイトを立ち上げることが、審査に合格するための必須条件です。
ただし、Googleが運営している非独自ドメインのブログサービス「Blogger」は、Googleアドセンスが利用できます。
独自ドメインとは、他社の無料サービスのものではない、有料で持てるオリジナルのドメイン(Webサイト上の住所)のこと。
はてなブログで例を挙げると、WebサイトのURLが「〇〇.hatenablog.com」のサブドメイン形式ではなく、「〇〇.com」になっているものが独自ドメインです。
現在のGoogleアドセンスでは、初回は独自ドメインのサイトでないと審査ができない仕様になっています(Bloggerを除く)。
独自ドメインでブログを運営するのであれば、世界で1番利用されているWordPress(ワードプレス)を利用するのがおすすめ。
これからブログを始める予定の方は、ぜひWordPressでブログを開設しましょう。
Webサイトのコンテンツ(記事)を充実させる
独自ドメインでWebサイト(ブログ)を開設したら、まずは記事を作成してサイトのコンテンツを充実させましょう。
最初の目安として、5記事以上を作成し、公開すると良いです。
僕は過去、5記事でGoogleアドセンスに合格した経験があります。
ただし、個人の日記のようなものではなく、読者の悩みや疑問を解決する有益な記事にする必要があります。
これは、現在のGoogleが価値のあるサイトにのみ広告配信を認めており、「ユーザー(読者)にとって有益かどうか?」を重要視しているからですね。
と言っても、どんな記事がユーザーにとって有益なのかはまだ分かりにくいと思うので、以下で具体例を紹介します。
これだと、はっきり言ってただの日記です。
「美味しい」という実際の感想があるので、一見すると有益にも思えますが、果たしてこれからこのオムライス店に行きたい人のためになっているでしょうか?
以下の良い例も見ていきましょう。
いかがでしょうか?
おすすめポイントやアクセスの方法を紹介することで、Aのことが気になっていて来店を検討している人にとって、とてもタメになる記事となっています。
これが、ユーザーにとって有益な記事の概念です。
Google側も、こうした高品質でユーザーにとって有益な記事であれば、「信頼できるサイト」として広告配信を認めようとなるわけですね。
ユーザーにとって有益な記事を作成するうえでは、以下の4つのポイントも押さえておきましょう。
・内容に独自性がある
・一定以上の文字数がある
・画像やイラストを使用している
・ユーザーにとって使いやすい状態である
内容に独自性がある
記事に独自性があることが、審査に合格するうえで重要です。
Googleは記事の内容をAIで日々チェックしていて、記事が他からのパクリであるかどうかはすぐに判別ができます。
他のサイトからコピペしただけのパクリコンテンツだとわかれば、審査に通過できないでしょう。
独自性のある記事にするうえで、
・自分で文章を考えること(引用が必要な場合を除く)
・実体験を元に記事を書くこと
を行うと良いです。
実体験を元にした独自性のある記事を用意することで、Googleアドセンスの審査に合格しやすくなります。
一定以上の文字数がある
記事に一定以上の文字数があると良いと言われていて、まずは目安として1記事1,000文字以上を心がけると良いです。
ただし、目安の文字数に満たないと絶対にNGというわけではありません。
最も大事なことは、「記事がユーザーにとって有益かどうか?」であり、無駄に長く文章を書いて内容が分かりにくくなってしまうのは本末転倒です。
あくまでも、「ユーザーにとって有益な記事にするうえでは、少なくともそれくらいの文章には必然的になるよね」という判断です。
まずは、文字数にはあまりとらわれず、読者の目線に立った高品質な記事を作ることを心がけましょう。
画像やイラストを使用している
画像やイラストを適度に記事に挿れることで、読者の理解度が増し、ユーザーにとって有益な記事となります。
それほど難しい作業ではないので、積極的に画像やイラストを記事に挿れていくようにしましょう。
ただし、自分のものでない画像やイラストを勝手に使用するのは、著作権違反となりNGです。
また、許可を得ていない人の顔写真を勝手に使用したり、許可が必要な場所で勝手に撮影した写真を使用すると、トラブルに発展してしまう可能性があります。
必ず、著作権フリーの画像やイラストを使用するか、許可が要る場合は先に許可を取って掲載するようにしてください。
ユーザーにとって使いやすい状態である
操作性が高く、Webサイトがユーザーにとって使いやすい状態であることも心がけましょう。
GoogleはWebサイトのユーザビリティを重視しており、操作性が低くユーザーにとって使いにくいサイトは、Googleアドセンスの審査に悪影響があると言われています。
審査に合格する可能性を高めるために、Webサイトの
・ヘッダーメニュー
・フッターメニュー
・サイドバー
にテキストリンクやカテゴリーを設置したり、目次を導入するなどして、ユーザビリティの高いサイトを作りましょう。
Webサイトにプロフィール・プライバシーポリシー・免責事項・お問い合わせフォームを設置する
記事を充実させる他に、Webサイトに
・プロフィール
・プライバシーポリシー
・免責事項
・お問合せフォーム
を設置しましょう。
これらは、Googleアドセンスの審査に合格するうえで、必須の項目とされています。
難しい作業ではなく、1回作ればそれでOKなので、サクッと済ませておきましょう。
Googleアドセンスのプログラムポリシーを確認する
審査前に必ず、Googleアドセンスのプログラムポリシーも確認しておきましょう。
プログラムポリシーとは、Googleアドセンスを運営するうえで利害関係者(Google・広告主・広告掲載者)がトラブルなく良好な関係を続けていくための、Googleの方針です。
記事の内容がプログラムポリシーの規約に違反していると、当然Googleアドセンスの審査には受かりません。
なので、必ず1度は目を通すようにしてください。
特に、記事の内容がプログラムポリシーに違反していると、それだけでGoogleアドセンスの審査に受からなくなります。
Googleが定める「不適切なコンテンツ」の内容で記事を書いていないか、チェックするようにしてください。
- 危険または中傷的なコンテンツ
- 露骨な性的コンテンツ
- 報酬を伴う性的行為
- 児童への性的虐待の画像
- 国際結婚の斡旋
- ファミリー コンテンツに含まれる成人向けのテーマ
- 衝撃的なコンテンツ
- デリケートな事象
- 動物への残虐行為
- 不正入手された政治的資料
性的・暴力的・反社会的な内容に広告が掲載されていたら、広告主のイメージダウンに繋がりかねませんよね。
また、記事内に誰かを煽るような内容や、差別的な言及がある場合でも違反となる可能性があります。
この辺りのボーダーラインは曖昧で、Googleが規約違反だと考えるかどうかで全てが決まります。
仮にポリシー違反となると、Googleアドセンスの審査には100%受かりません。
そうならないよう、プログラムポリシーに違反しない記事の作成を心がけましょう。
ちなみに、既に審査に通っている人でも、ポリシー違反となれば広告の配信が停止されてしまいます。その際は、違反した記事の削除や修正を行うことになります。
Googleアドセンスの審査に通りやすいブログとは?
Googleアドセンスの審査に通りやすいブログって、どのようなものですか?
という質問をよくいただきます。
具体的には、以下のようなブログが審査に通りやすいと言えます。
- 記事数が5〜15本ある
- 1記事辺りの文字数が1,000文字以上ある
- 記事がユーザーにとって有益なものとなっている
- テーマが1〜3個ほどに絞られている
- Googleアドセンスの規約に違反していない
記事数や文字数、規約については、先ほどの項で詳しく解説しました。
テーマが1〜3個ほどに絞られているブログのほうが審査に通りやすい理由は、どんなターゲットに向けて発信しているかが明確であり、Googleとしても積極的に広告を掲載して欲しくなるからですね。
例えばこのブログでは、Web関係の仕事・キャリア、デジタルノマドのマインドやライフスタイルの発信をメインのテーマとしています。
今からブログを始めるなら、様々なテーマでざっくばらんに発信する雑記ブログではなく、何かしらのテーマに絞った特化ブログを運営することを推奨します。
Googleアドセンス審査の申請手順
ここからは、Googleアドセンスの審査に申請する手順を解説していきます。
手順①:Googleアカウントを取得してログイン
前提として、Google AdSenseの審査を申請するには、Googleアカウントが必要になります。
まだGoogleアカウントを作成していない人は、以下画像の通り、Googleの公式ページから作成しましょう。
既にGoogleアカウントを持っている人は、ログインしておいてください。
手順②:Googleアドセンスの公式ページへアクセスし、アカウントを作成
Googleアドセンスの公式ページにアクセスし、右上の「ご利用開始」をクリックします。
申し込みページに移るので、
・審査したいサイトのURL
・ログインしたGメールのアドレス
・アドセンス情報のメール受信設定(受け取るが推奨)
を確認し、「保存して次へ」をクリックしましょう。
続く画面では、
・国または地域の選択(海外在住でない場合は日本)
・利用規約の確認と同意
を行い、「アカウントを作成」をクリックすればOKです。
手順③:お客様情報を送信
アカウントを作成すると、Googleアドセンスの管理画面に遷移します。
まずは、アカウントの種類・住所・電話番号(任意)といったお客様情報を選択 & 入力して「送信」をクリックします。
手順④:電話番号の確認と認証
続いて、電話番号の確認と認証を行います。
「電話番号の説明」の下に、ご自身の電話番号(+81の次に最初の0を抜いた番号)を入力しましょう。
確認コードの受け取りはSMSが楽なのでそちらを選択し、「確認コードを取得」をクリックします。
送られてきた6桁の確認コードを入力し、「送信」をクリックすれば完了です。
手順⑤:WebサイトとGoogleアドセンスをリンクして申請する
次に、Webサイト(ブログ)とGoogleアドセンスを紐付けさせる作業を行います。
Googleアドセンスのコードをサイト内に貼り付けることで、Googleが審査をしてくれる仕組みです。
アドセンスのコードが送られてくるのでこちらをコピーし、申請したいWordPressサイトの管理画面にログインしましょう。
WordPressの管理画面から「外観」→「テーマエディター」と移動し、右上の「編集するテーマを選択」から使用しているWordPressテーマの親テーマを選択、そしてテーマファイルから「テーマヘッダー(header.php)」をクリックします。
テーマヘッダーのコードが表示されるので、<head> ~ </head>の中にアドセンスのコードを貼り付け、「ファイルを更新」をクリックしましょう。
</head>のすぐ上に貼り付けするのが1番分かりやすいと思います。
ちなみに、無料テーマのCocoonを使っている場合は、「Cocoon設定」の「アクセス解析・認証」からも同様にGoogleアドセンスのコードをコピペできます。
「ヘッド用コード」の項目にアドセンスコードをコピペし、保存すればOKです。
WordPressサイトにアドセンスのコードを貼り付けたら、Googleアドセンスのページに戻りましょう。
「サイトにコードを貼り付けました」にチェックをいれ、「完了」をクリックします。
以下の通り、「コードが見つかりました」と表示されればOKです。
審査は基本的に数日で完了しますが、長い時は2週間ほどかかる場合があります。
手順⑥:審査完了
無事に審査に通ると、メールでこのような通知が送られてきます。
「ご利用開始」をクリックし、広告配信の設定を行いましょう。
Googleアドセンスの審査に落ちたときの対処法
Google審査に落ちてしまった時の対処法について解説していきます。
具体的には、以下のチェック項目を確認し、改善して再審査を行いましょう。
コンテンツを改善する
審査に受からない理由として、コンテンツ(記事)に問題があることが多いです。
下記に当てはまる場合は、改善して再審査に臨みましょう。
・記事数が少ない
・記事内容が読者にとって有益でない
・記事に著作権違反の画像やイラストを使用している
・記事に他社のアフィリエイトリンクが貼ってある
・記事がGoogleアドセンスのポリシーに違反している
コンテンツの質と量が担保されてないと、審査には合格しにくくなります。
また、審査時にAmazonやA8.netなど他社のアフィリエイトリンクが掲載されているとNGになるので、その場合はいったんリンクを削除しておきましょう。
「改善しても審査に通らない!」という場合は、Googleアドセンスのヘルプ コミュニティも参考にすると良いです。
プロフィール・プライバシーポリシー・免責事項・お問合せフォームを設置する
・プロフィール
・プライバシーポリシー
・免責事項
・お問合せフォーム
がWebサイトに設置されていない場合は、対応して再度審査に挑みましょう。
それだけで再審査に通りこともあります。
Googleアドセンスのポリシー違反がないか確認する
Googleアドセンスのポリシー違反があると、100%審査で落とされます。
・性的なコンテンツ
・暴力的なコンテンツ
・反社会的なコンテンツ
で記事を書いていないかチェックしましょう。
上記はあからさまなので分かりやすいですが、これらのジャンルでなくても、気づかぬうちに誹謗中傷や差別的な文章を書いてしまっている場合も考えられます。
記事の一言一句、細部に至るまで確認を行うようにしてください。
まとめ:Googleアドセンスの審査に合格してサイト(ブログ)の収益化を目指そう!
以上、Googleアドセンスの審査に合格するコツと申請手順についてまとめました。
以下の事項をチェックして、確実に審査に通過するようにしてください。
- 1,000文字以上の記事が5つある
- 記事がユーザーにとって有益なものとなっている
- プロフィール、プライバシーポリシー、免責事項、お問合せフォームがある
- 記事がGoogleアドセンスのポリシーに違反していない
審査は年々厳しくなっていますが、この記事で解説した通りに申請すれば、きっと受かるはず。
Googleアドセンスは、クリック型の広告で報酬発生までのハードルがアフィリエイトより低く、ブログの収益化の第一歩におすすめです。
審査が通過したら、お使いのブログにGoogleアドセンスの広告を掲載して、収益を獲得しましょう!
この記事が参考になれば幸いです。
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